外国人労働者・フィリピン人の募集から受け入れ・雇用・フォローまでの流れ

深刻な人手不足によって、多くの日本企業が厳しい状況に追い込まれています。なかには「人手不足倒産」という状況が発生し、人手不足の解消は緊急な問題です。
とくに人手不足が深刻職業は建設・土木系、保安系(警備など)、医療系、介護系が突出しています。製造業でも夜勤があったり、重労働な場合は人手不足が続き、現在勤務している従業員たちに長時間労働を頼まざる得ません。
こうした企業が抱える人手不足の問題を少しでも解決するべく、フィリピンのサムライゼネラルコンサルタンシーはフィリピン人の雇用を提案いたします。
サムライゼネラルコンサルタンシーが提案する外国人労働者・フィリピン人の雇用
すでに多くのフィリピン人が介護や医療、製造やサービス業などで働いていますので、企業としても一緒に仕事をする従業員としても、それほどの違和感はないのが現状です。
もちろん、外国人労働者ですから、高度な日本人と同じような仕事は難しいです。高度な仕事ではなく、製造業や飲食業・介護スタッフなどは十分にこなすことが出来ます。
フィリピン人のなかには、フィリピンの優秀な工学系や理系の大学を卒業しているのに、フィリピンでは仕事にありつけていません。フィリピンは人口が増えすぎていますので、仕事量が人工の増加に追いついていないのが現状です。
日本は外国人労働者雇用の門戸をまだ開いていない
日本は強烈な人手不足ですが、外国人労働者雇用の門戸を開いていません。規制緩和はまだ先になりますので、当分の間、人手不足が解消されることはないでしょう。
フィリピンにはたくさんの若者が仕事を求めていますが、1日8時間以上働いても日給1,000円に満たない仕事が見つかればよいほうです。
こうした仕事を求めている外国人労働者であるフィリピン人が日本に来るには、厳格な就労ビザを得なければなりません。単純労働に対して就労ビザはおりませんので、外国人労働者であるフィリピン人を雇用したくても出来ない現実があります。
日本企業はフィリピンに住む日系フィリピン人を外国人労働者として雇用が可能
日本にフィリピン人が労働者として入国することは出来ませんが、日系フィリピン人であれば日本への入国はもちろん、日本人と同じように日本で働くことが可能です。
日系フィリピン人とは、戦前から戦後にかけて、日本からフィリピンに渡ってフィリピン人と結婚して出来た子供たちをさします。最近で言えば、日系フィリピン人2世、3世と呼ばれています。
こうしたフィリピン人は、祖父や曽祖父が日本人ですので、本来は日本国籍が取ることが可能です。しかし、戦後の混乱の中で、日本国籍を取ることが出来なかったのです。こうした日系フィリピン人がフィリピンには沢山存在します。
日本人の血が流れている日系フィリピン人は、所定の手続きを経ることで、日本でどんな仕事に就くことも可能です。人手不足がもっとも深刻とされる建設・土木、介護、医療など、多岐にわたって日系フィリピン人は活躍しています。
外国人労働者・フィリピン人の募集から受け入れ、雇用までの流れ
日系フィリピン人の募集、面接、雇用、費用などの流れをご紹介します。
外国人労働者であるフィリピン人を雇用の検討
外国人労働者である日系フィリピン人の雇用に関して、サムライゼネラルコンサルタンシーへご連絡をいただきます。ご連絡方法はメールでも結構ですし、日本の窓口に電話連絡いただいても結構です。
ご連絡いただいた際に、御社が雇用を希望されるフィリピン人の条件や人数、仕事内容に関してお伺いし、弊社からは日系フィリピン人の雇用にかかる費用や流れを説明させて頂きます。
弊社からの説明させていただきました内容を元に、外国人労働者であるフィリピン人の雇用に関して検討して頂きます。
外国人労働者であるフィリピン人の募集や募集要項の決定
御社で外国人労働者であるフィリピン人の雇用を前向きに進めることとなりましたら、募集要項(給与・勤務時間・勤務地などの詳細)を決定して頂きます。御社の募集要項を日本で働きたい日系フィリピン人に紹介します。募集に対して応募をしてきたフィリピン人のリストを御社に紹介します。
- 年齢
- 前職
- 家族構成
- 住所
- 日本語の可・不可
- 顔写真
日系フィリピン人のリストをご覧頂き、実際に面接するか否かを検討して頂きます。実際に会っての面接はフィリピンのマニラになりますが、日本国内から、スカイプやLINEなどによるテレビ電話的な方法でも可能です。
企業様とフィリピン人との面接
多くの日系フィリピン人は日本語が話せません。話せたとしても片言なので、弊社が通訳をして面接を実施して頂きます。
面接内容は基本的に日本人と同じですが、高度な質問などへの返答は難しい場合があります。高度人材を求めるのではなく、マンパワーとして雇用されることを前提としてください。
面接に関してですが、日本であれば求職者が企業の事務所へ訪問して面接となります。日系フィリピン人の面接の場合は、フィリピンのマニラへ来ていただくか、スカイプやラインによる面接です。
ここでご理解いただきたいのは、多くのフィリピン人が裕福ではありません。フィリピンのマニラへくる交通費の捻出が難しかったり、自宅にパソコンやネット環境がないのでネットカフェに行って、スカイプやラインでの面接になります。
フィリピン人が住む地域によっては、ネットカフェまでバスで1時間以上かかる場合もあり、そのバス代の捻出が厳しいのです。
厳しい状況下で生活しているフィリピン人がほとんどですので、面接をする際の交通費や宿泊費をお願いしています。それほど高い費用ではありませんが、多少の経費がかかることをご理解ください。
企業様と外国人労働者・フィリピン人のすり合わせ
企業様と日系フィリピン人の面接終了後、採用の可否をして頂きます。採用される場合、お互いに雇用条件を再確認し、問題なければ日本へ入国するための手続きの開始です。
フィリピンの日本大使館、若しくは日本の入国管理局へ外国人労働者・フィリピン人の書類の準備
外国人労働者であるフィリピン人が日本で働くためには、ビザもしくは在履修資格証明書が必要です。ビザや在留資格証明書を取得するためには、膨大な資料を準備してフィリピンの日本大使館か、日本の入国管理局へ提出します。
この膨大な資料は弊社のグループ企業が作成しますが、日系フィリピン人が準備しなければならない書類も沢山あります。
日本であれば、住民票や印鑑証明、納税証明など、公的機関が発行する書類は役所にいけばすぐに取得可能です。フィリピンの場合は、役所に提出している書類の内容が間違っていたり、出生証明書がきちんとていしゅつされていない場合があります。
以前手続きをした日系フィリピン人は、自分の名前が間違って役所に登録されていて、訂正するのに数ヶ月以上かかった場合もありました。
なにをするにしても時間がかかるのがフィリピンです。ご理解いただきますと幸いです。
外国人労働者であるフィリピン人の書類を日本大使館、入国管理局へ提出
書類が準備できましたら、マニラの日本大使館か入国管理局へ提出します。マニラの日本大使館へ提出する場合は弊社が提出しますが、日本の入国管理局へ提出する場合は、企業様の最寄りの入国管理局へ提出していただくことになります。
書類は弊社ですべて準備し、企業様は書類を入国管理局へ持参して頂き提出するのみです。
日本大使館からビザ、入国管理局から在留資格証明書の取得後
日本大使館からビザもしくは入国管理局から在留資格証明書を貰えますと、あとは入国するのみです。書類提出から入国可能になるまで2ヶ月~6ヶ月ほどかかります。
ビザや在留資格証明書を得ることが出来ましたら、企業様でフィリピン人が住む住居を準備して頂きます。アパートや借家になりますが、会社までの通勤や買物、家賃を十分考慮してください。
外国人労働者である日系フィリピン人が来日すると、すぐに役所へ行って頂いて住民登録をします。住民登録をすると同時に雇用・社会保険などもかけることが出来ます。
フィリピン人が無事に来日して企業様で働き、慣れるまでは小さな問題やすれ違いが起こることもあります。言ったことが理解できないや意思疎通うまくいかないなど、多岐にわたるでしょう。
こうした問題はどの企業様も通過されて、少しずつ解決されています。もちろん弊社にご相談頂ければ、問題解決に取り組みますが、基本は企業様の対応による面が多々あります。
日系フィリピン人といえど、フィリピン人ですから日本人と異なるのはやむを得ません。大きな心で迎えて頂き、育てるという意識を持って雇用していただくことが企業様と日系フィリピン人にとってベストです。
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